ネタが難産です。
これといって虫ネタがないのですが、最近またプライベートが切羽詰まってきているので月替わりあたりからまた更新頻度が変わってくると思います。
虫以外の話ぶち込んでみようかなァそのうち。
さて、本日はツツイシカの近況です。
この夏組んだセットを先日割り出してみました。

一応ケース内に除湿剤を置いて蒸れを防止していました。
地上にいろいろ置いてあったのを全て取り去ってみた画像ですが、まずカビは無いみたいです。
ごちゃごちゃ割り出しの実況をする必要もないので文章も短くなりますが、感じたこととして、
やはり(?)今回も産卵木からの回収が大多数を占め、マットから出てきた幼虫は僅か。おそらくどれも材に産みつけられたものがマットに出てきていたに過ぎないと思えます。
マットの仕込み方が間違っていたのか、
マット自体の選定が合っていなかったのか、
温度帯やケースの大きさなどが違うのか。
いずれにせよシカの産卵では産卵木では20弱が壁なので
それ以上の産卵数を望むには「合う」マットが必要不可欠ということで
大体統計が出てきました。
(勿論これは我が家の環境(自分の腕)での傾向ですが…)
ちなみに今回産卵木を割っている途中……こんなのが出てきました。

キャァァァァァァ!!!!!!
3~4cmというデカさです、
クワガタの幼虫の流れでいきなりこれが出てきたので
かなり気色悪かったです
![[ふらふら]](https://blog.seesaa.jp/images_e/144.gif)

この幼虫の食痕とツツイシカ幼虫の食痕が隣り合って貫通していましたので、この手の虫はよく知らないのですがクワガタに無害なのでしょうかね。
おそらくクワガタと同じく木を食べるキマワリかなんかだと思われます。
(画像左が例の幼虫、画像中央がツツイシカ幼虫)
さて、そんなこんなで結局今回もいつもの様な数で回収できました。
19頭
9月12日にセットしたのでおよそ2ヵ月半の期間があったのですが
出てきたのは大体1~2令で孵化しなさそうな卵も数個発見しました。
また回収できた幼虫も前述のとおりほとんどが材からでした。
と、あ~だこ~だと言ってますが
個人的に今回は他種のシカセットと比べ違う点があるんです。
それが、『累代飼育品からのブリード』ということ。
どういうことかというと、
他のシカ(Rhaetulus属)のブリードでは自分は飼育品からのブリードはよく失敗・苦戦するんですが、
ツツイに関しては今回(F2ペア)と前回(WF1ペア)では普通に採れているんですね。
なぜにこれだけ難なく産んでいるのかと考えると、やはり考えられるのは成熟の早さではないかと。
以前失敗したカワノイやディディエールも、今苦戦しているアッサムも
成熟や休眠はかなりクセのある奴らばかりなので
この点が一番の要因であると考えて正解なのでしょうね。
さて、セットを割り出して次世代までもう採ってしまっている今世代(F2)のツツイシカですが
ちょっと前にようやく羽化した個体もおりました。
なぜこんなに羽化が遅れたのか分かりませんが
ちょうど♂♀1頭ずつ晩期羽化(?)しましたので、今後の予算次第でもう1セット作ろうかと考えてます。
とりあえず羽化した♂個体をUPします。

62mm
【飼育経過】
2010年11月3日 割り出し(2令)、マット1400ccクリアボトルへ。
2011年9月8日 蛹化。
2011年10月1日 羽化。
これを除いた最大が59mmで、ついにギリギリ6cmオーバーとなりました。
とはいえまだ6cmがやっとか…7cmとか遠すぎるでしょぅ…
あと、これが一番最後って言った割にはまだ割り出しから1年も経ってないんだね~
いかにツツイは成長が早いかを物語ってるような…(ないような…)

ついでにスペキオススと2ショット撮ってみました
(2頭とも動きまくるから撮り辛い)
どちらも62mm台ですが、横幅は完全にスペキオススの方がありますね。
いつかカワノイ・ボイレアウイ・ツツイ・スペキオスス・アッサムあたりで同じくらいのサイズの個体を寄せ集めて撮ってみたいわ。
この記事へのコメント
京
実はむちゃくちゃタイムリーな話題でして……(苦笑)
ん~ゴミムシダマシ科のなんかでしょうけど…まぁコメツキじゃなくて良かったですよね(^_^;)
ピロピッピ
画像だけでもきもいです。
まぁ一般人からしたらクワガタとさほど違いないかもしれませんが、自分からするとすごい違いです・・・
今年、ヒラタの産卵木を割ってるときに同じようなの出てきて思わず木を投げてしまいましたから(汗)
こちらは3~4cmなんて可愛い大きさじゃなかったです。8~9cmはありました。まぁ違う種かもしれませんが、この辺は詳しくないので。
自分、シカに関してはあまり分からないのですが、かっこいいですね。
右側の方が好みですけど、右がスペキオススですか?
来年は手を出すかも・・・
会長
怖かったですよ、あの幼虫は(汗)
それに一般的なカブクワブログならこういうの出すとき
「エグい画像です、注意!」とか前置きするものですが
忘れてました。
一部(ほとんど?)の方には非常に精神的なダメージを与えてしまったかも。
会長
>まぁ一般人からしたらクワガタとさほど違いないかもしれませんが
それ!! それも言いたかった!
見慣れ過ぎているから異常にコガネ・クワガタとかには耐性がつくんであって
素人一般人だったらコメツキもクワガタもチョウも「気持ちの悪い芋虫」であることは一緒なんですよね。
ただ自分は、カブクワの幼虫は初めて見た小1の頃でも
全然平気であったと思います。
それって普通ですかね?
スペキオススは右ですね~(もうちょっとしたら♂成虫皆取り出そうかと思ってます)
シカ系はカッコいいです。皆まで言いません。
ただドルクス重視の方にしてみれば
「小っちぇ。」という印象の方が先にくるかもしれませんが…
kappamama
ツツイ、スペキ
両方ともカッコいいですね~。
62㎜もあれば結構見ごたえありますよね。
うちにも、なかなか蛹化しないスペキ幼虫が何頭かおりまして、
羽化するのか心配していたところです。
ところで、
このツツイ1400ボトルで1本がえしですか?
ピロピッピ
もう1度コメさせていただきます。
>ただ自分は、カブクワの幼虫は初めて見た小1の頃でも
全然平気であったと思います。
それって普通ですかね?
どうなんでしょ?自分も小1から好んで飼い始めましたけど、正直鳥肌立ってましたよ・・・
まぁすぐになれて、今は愛らしく思えるようになりましたが。
ちなみに、アリとハチ系の幼虫や蛹がこの世で1番嫌いです・・・
会長
時間を掛けた方がやっぱり期待しちゃいますよね!
環境次第で一番先に羽化した♂が最大だったりすることがありますし
この62mmも実はほとんど気にしてなかった個体なので
最後まで結果は分からないもんですな~
このツツイは1400cc1本がえしです、
マット銘柄合わないんですね多分(疲)
会長
もしかしたら本とかで見慣れて免疫ついていたからかもしれません。
しかしあまりに見過ぎたのか、ちょっと前に
菌糸ビンの中に「歯がさらに鋭くて脚が4~5対生えて体型が細めで動きがメチャ速い」クワガタ似の幼虫が侵入して他のクワガタ幼虫を襲って食い殺す
リアルにキモイ夢まで見るまでになってしまいました。
キモイ幼虫と言えば、ちょっと前に山籠りした時最悪な化け物を見ました。
いつかUPします(ひぃぃぃ~~~~)