'23~'24年羽化報告 青森県産オオクワガタWF1

いつかはその時が来るのではないかと懼れていましたが、
遂に来てしまいました。

先日、SSブログ運営事務局より「SSブログサービス終了のお知らせ」が発表されました。2025年3月31日を以ってブログの編集・閲覧が出来なくなるとの事。

まぁ、仕方がないですよね。お金になりにくいし利用者激減してますもん。サービス終了後のブログ運営者達の受け皿として、別のブログサーバーへの移行もフォローしてもらえるので、ひとまずブログ消滅の事態は避けられそうですが・・・不安だなァ。それなりに管理の仕方も慣れて、ブログページを色々イジって遊べたりと便利だったんですが、移行先で同等の編集が可能かと考えると・・・厳しいかも。
(そこまでいったらいっその事ブログやめようか? とはならないのは良い事なのか悪い事なのか・・・)





さて、今日の本題。
前回がオオクワの採集ネタだから、じゃァ次は飼育ネタで! と云う事で、ちょうど2年前を最後にご無沙汰だった我が家のオオクワ飼育事情をまとめておきます。



その1 市町村α
▼前回の記事を振り返って
2021年に採った親♀を1年寝かせ、翌2022年に採れた幼虫は19頭。個人的にはこれでも「多い」と思う数でしたが、
・秘匿産地の為、場所を知っている採集仲間にしか配らない
・その採集仲間は皆、他人の飼育品に興味が無い
・つまり、誰も欲しがらない
↑↑と云う事で行き場も無く、全頭自分で抱えました。

クワガタのブリードにおいて、個人的に最高潮を迎える瞬間って〈割り出し〉の時なんですね(2番目が〈初飼育種の羽化〉とかだと思ってます)。小さな幼虫を見つけ、製氷皿に幼虫を取り分けて、カップやボトルに移す。ここから、やる気と言うかモチベーションは下がる一方で(嫌とかじゃないですからね)、エサ交換のやる気が湧きにくいまま、最悪「放置」してしまって羽化した成虫がパッとしないという流れ。このブログでは何度も前例を積み重ねています。


▼羽化報告
それから間もなく、厳しい冬の期間へ突入しました。
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この期間、温室内のスペースに余裕が無かったので無暖房の自部屋&廊下での常温飼育でした。
我が家のような環境の場合、極論すればドルクスは幼虫時の春~秋以外は温度管理しなくてもいい(死なない)ってのが助かりますね。他の種に温室スペースを割けますから。ただしその分、温室の外がとっ散らかる事になるので管理に悪影響があるのは否めませんが・・・
常温と言ってもそこまで温度が下がるワケではなく、厳冬期で4~7℃、特別寒い日でも一時的に2~4℃程度になるくらいなので越冬にはちょうどいいのです。ただ、今考えれば部屋の窓側、しかも床に直置きだったのはよろしくなかったですね。

春になり、昼夜の寒暖差も大きくなりだしてきたところで再度温室へ(詰め込みました)。一部の個体はエサ交換を行ないましたが、他の虫の世話やら何やらでダラダラしていたら “手遅れ” っぽい幼虫もいくつか見えてきてしまったので、そのまま一本孵し(と言う名の実質的放置飼育)を敢行しました。

余談ですが、昔は「オオクワ専門のブリーダーって数百~千頭以上飼ってて、飼育作業に年中追われてキツイだろうな」とか思ってました。
ある時、八戸市のN氏(と言えば解かる人にはピンとくる)が「いや、そうでもないよ」とサラッと否定した事に膝を打った事があります。曰く、「オオクワはエサ交換のタイミングが決まってるから、作業する日は忙しいけどそんな日は年間で何度もないんです」との事。なるほど! とは言っても、誰でも真似できる物量ではないし、計画性の無い自分では頭数が少なくても適正タイミングで全頭エサ交換なんて不可能ですネ。・・・ハァ~

なお、WF1の弱さか、はたまた冬の管理の問題か、初夏のあたりには死亡個体がいる事も判りました。ただ、数にして3~4頭。元の数を考えるとごく自然な割合、エサの適合など諸条件を考えても決して多くはありません。

そして夏本番、この頃には蛹室も見え始めて続々と蛹化・羽化個体が見られるようになってきました。今回、幼虫飼育は皆PPボトルだったので、蛹室内の個体の状態はハッキリと観察できなかったのは残念でした。久しぶりのオオクワ飼育だったので、蛹室内の蛹とか新成虫はやっぱ見たいじゃないスか。
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中には、550cc1本で羽化した♂もいました。一部の人から見たら説教モノのスパルタ飼育ですね。
こうして無事に大歯で羽化してくれたのは、東北のオオクワに優しいブナオガ菌床(KBファームのAG)だからでしょうかね。

冬期の管理の仕方もあってか、全頭2023年夏までに羽化しました。
(↑↑ここ覚えといてください、この後「しくじり編」に突入します)
羽化した個体は、一部の♀個体を除いてほとんどがそのまま蛹室で越冬、2024年に羽脱するのを待って個別飼育に移行しました。

・・・と云うワケで羽化個体の紹介です。
全頭は流石に面倒なので、代表個体を4頭だけ挙げます。

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2022年9月29日 割り出し 3令後期 KBファーム製AG550PPボトルへ
2023年9月9日 掘り出し 羽化確認 44mm

♀は皆、割り出し→550PPボトル→一本羽化のパターンです。
それでも、43~46mmのサイズで出てきてくれました。昔だったら、今以上の杜撰な管理で37mmとかが関の山だったので、これでも感動を覚えます。
特にこの個体に限って言えば、割り出したの3令で、しかも成長期過ぎてましたからね。それで44mmは上出来でしょうよ。

PB170887.JPG
頭部のアップ。すいません、管理中に長い事ゼリーの殻ガジガジ齧らせまくってた影響で随分ハゲてしまいました。


♂‐1
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2022年9月29日 割り出し 1令 KBファーム製AG550PPボトルへ
2023年5月28日 3令後期17g 同1100PPボトルへ
2023年6月20日 蛹確認
2023年7月23日 羽化確認 65mm

650cc1本で羽化した♂もいると前述しました。これも1回交換しているとはいえ、その後即蛹化した事を考えると内容としてはほとんど変わりません。割り出し時、絶妙な小ささだったので♀と間違えてしまい、♂と判明した頃にはボトル内は食べ尽くされてフンがサラサラになっていました。蛹室が作れなかっただけで、蛹になる気はマンマンだったのでしょう・・・
ただ、それらの個体達も皆63mm以上の大歯で羽化したというのが驚きです。さっきの♀の話と同じ内容ですが、以前は50mm台の中歯が出てくるのが当たり前だったので、今回「中歯以下が無し」と云うのは個人的には快挙ですよ!

さて肝心の虫、その体型について。
写真は出来るだけ上下の距離感を均等にし、魚眼効果があまり出ないように被写体からなるべく距離をとったつもりです(現代では絶滅危惧種となってしまった「頭部デカく見せたろおじさん」にならないように気を付けています)
こうしてみると「東北の個体だなァ」と納得してしまうと言うか、よく言われる「胴長でアゴが短い」イメージにピッタリ当てはまる感じに見えます。古参のオオクワ好きの方はどうやら、「下半身はシュッと細短く、上半身・特に頭部が強壮で大きい」のが好きなのが多いそうですね。この部分については、オオクワ全盛期の雑誌の煽り方なども一役買っていたようにも思いますが、それが薄まった現在は人によって好みも実に多様になってきた感はあります。個人的には、シカ系やノコギリ系が好きなのでこういう胴長タイプの方が好みではあるんですがね。大腮に関してはこの後、先の方で書こうと思います。


♂‐2
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2022年9月29日 割り出し 2令 KBファーム製AG1100PPボトルへ
2023年6月15日 蛹確認
2023年7月10日 羽化確認
2023年9月9日 掘り出し 71mm

苦節〇〇年、生涯初の7cmオーバー。
やった・・・遂にやったよ俺ァ・・・
それまでの自己最大が2014年羽化の68mmだった事を振り返ると、感慨深さにひたると共に、飼育歴と飼育技術って比例しないんだなァと哀しくなってもきますね。

ただ、残念な事にこの個体は完品ではありません。
狭い1100PPボトルで蛹室を壁面に沿って作ってしまった所為か、ボトル壁面で圧迫を受けたか前胸左側が歪んですぼまってしまいました。また、心なしか体勢も左曲がりで、撮影中も真っ直ぐ伸びてくれません。


初の70オーバーは惜しくもモヤる個体となってしまいました。これを見た時、それ以上の個体は出ないものと思っていたのですが、今期最大はこの後生まれてきました。
それがこちら↓↓
♂‐3
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2022年9月29日 割り出し 2令 KBファーム製AG1100PPボトルへ
2023年7月23日日 羽化確認
2023年11月25日 羽脱確認 72mm

いよいよ完品の70UP! (右アゴのシワはご愛嬌ね)
そして、この個体が今世代での最大個体でありました!
文句の(ほぼ)無い大型個体が我が家で生まれ、それが1100cc1本で出てきたと云う事実。もしエサ交換をしたならまだ大きくなったのか? など、さらに大型化の余地があったとも考えると今後の飼育継続のモチベーションも落とす事はないでしょう!
ん? 「血統物が90UPの時代にそんなので大きいと言わない」
うっせぇ!ギネス基準でしかサイズの話をしない小学生か!



その2 十和田市 産地A
▼前回の記事を振り返って
同じく2022年に未交尾と思しきWILD♀とWF1♂をかけてセット。辛くも、採れた幼虫は僅か3頭(内訳は、1令×2頭、2令×1頭)。多分これ、♀の蔵卵が尽きていたとかじゃなくWILD特有の産ませ辛さによる結果だと思うのですが、この♀から採った幼虫はこれが全てです(今この♀はアセトンの中に沈んでいます)

さて、これらの幼虫も前項と同じくKBのAG菌床に入れたのですが、こちらは管理・置き場所は違って、温室の中に入れて管理していました。頭数が少ないだけに、市町村α産と比べて優遇した管理をしていたと云う事ですね。

そんな気持ちが伝わったのか、な ぜ か 続 々 死 亡 し て い き ま し た 。
最初の頃にちょっと見えた食痕が、何ヶ月経っても増えません。はじめは「ほう、居食いかな?」などと呑気に放置していましたが、しばらく経ってもボトルを持った重量感が変わらない事から、全てを悟りました。
どうやら、完全ではないものの冬になっても恒温飼育していたのが悪い方に影響したと思われます。いやホント・・・飼育歴何年なのや! って話ですよね。

ただ、全滅したと思いつつも温室内でボトルを放置していたら、実は1頭だけ生きていた事が判りました。この時点で、個人的にはほぼほぼ棚ボタ的展開でした。


▼羽化報告
さて、その唯一の生存個体ですが、ブログ的にはあまり見栄えのしない♀個体です。ん~・・・まァでも、サバイバル映画とかでも生き残った最後の1人って大概女性だし、こういうモンなんじゃないでしょうか。
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2022年9月17日 割り出し 2令
2023年5月28日 3令11g KBファーム製AG1100PPボトルへ
2024年2月29日 3令後期 同1100PPボトルへ
2024年7月30日 蛹化確認
2024年9月12日 羽化確認
2024年9月23日 掘り出し 45mm

およそ2年掛かりました! ♀で2年1化ってどれくらいの確率で起こるものなのか知りませんが、もしかしたらセミ化一歩手前だったんじゃないか・・・?
後で気付きましたが、この個体って割り出しの時に唯一2令だったヤツだったんですね。弱いなぁ・・・F1は・・・


これだけの期間を経て、たった♀1頭・・・
小学2年生の時、オオクワを初めて買ってもらった時の事を思い出す・・・あの時「♂は高いから」って♀単品しか買ってもらえなかったんだけど、それでも嬉しかったのよなァ。

さてこの後ですが、“一応” ブリードする予定で管理しています。
実は2年前にペアリングで使った親♂、まだピンピンしてるんですよ。さすがに来年の春のペアリングに堪えるのか疑問ですが、今はもうしっかり越冬態勢に入っちゃってるし、期待せず待とうかなぁと。もしダメでも、青森の最有名ポイントなので、貰ってくれる人探せばいるでしょ、たぶん。



その3 十和田市 産地B
▼前回の記事を振り返って
WILD個体を採った2022年の秋に追い掛け無しで♀をセット、辛くも4頭の幼虫を採ってWF1飼育をスタートしました。
幼虫は、例に漏れずAG菌床で管理し始めたのですが・・・


▼2024年 再セット
前回採れた幼虫が少なく親♀も2024年時点で存命だったので、春に2度目のセットを組んでみました。
(ちなみに2023年はどうしたのサと云うと、ちょっと虫作業を抑えざるを得ない状況になってしまいノータッチで見送っていました)
ちなみに、前記事にもある通り同産地で♂も採っていたのですが、2023年の冬明けに寿命が尽きてしまいました(結構ボロだったからな・・・)。それまでの間、一度も同居orハンドペアリングを行なっていないので、厳しいですが親♀には持ち腹で頑張ってもらうしかありません。セット内容は初回と同じく「砂埋め霊芝材の縦埋め in Beケース中サイズ」。

結果から言うと0無反応・無産卵でした。
材の根元をグルグル回っただけで齧りもしません。2ヶ月経って謎の大きなハエが羽化してケース内を飛んでいたという珍事だけで終わりました。


気を取り直して3度目。もう7月でした。
コバシャの中にホダ木2本を寝かせてマットで埋め込む、スタンダードなセット。なんとか…なれーーッ

・・・

・・・

・・・反応しないぃぃ!!!
ケースのフタ開けたらいつもいるんです。種切れなんじゃないかと心配になります。


月日が経ち、同産地にて2♀♀採れて前回記事の個体がそれ)気分が楽になった後で思い出したようにケースのフタを開けると、木が!齧られてる!もしかして…セットに馴染むまで時間が掛かってた…ってコト!?
ひとまず採集シーズンの終わり頃までセットを寝かせておくことにして、11月10日に割り出し作業を行ないました。

寒空の下、ケースオープン!
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中はコバエで酷い有り様になっていて、この数年の我が家では例を見ない魔窟と化していました。まぁ、コバエの活性が鈍るこの時期まで割り出しを待ってたってワケです。 ホントですよ。

ケースをひっくり返してみると
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坑道の中には親♀が入っていました。生きてます。

材は2本あったうち、片方はユルユルのスポンジ材になっていて “遊ばれて” いました。そうなると期待できるのは残り1本だけ・・・
3年目、3度目の正直てヤツを見せてくれ・・・ヤーッ!!!







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わァ… …… ァ……
こんなんさァッッ絶対アレじゃん コバエにやられてさァ

ちなみに、今年採った2頭は全くセットしていなかったので、今年一年を通じて採れたオオクワは本当に「ただの1頭だけ」と云う事でフィニッシュです。


▼羽化報告
さて、飼育歴ウン十年の腕前を披露したところで今度は2022年割り出し分の幼虫のその後です。2年が経ち、全ての個体が羽化したので結果発表です。

まずその経緯ですが、
改めて書くとこの年採れた幼虫は4頭。1令×3頭と2令×1頭でした。
菌床に入れた幼虫は “大事に” 温室で管理していました。

“大事に” 温室で管理

“大事に” 温室で管理








後年、3頭の死亡を確認しました。

残る1頭についてもさっきの産地Aと同じ展開。「全滅かと一瞬全て諦めかけたところで1頭生きているのに気付いた」と云う流れ。
また、もう1つAと同じ点――生存していた個体は割り出し時に1頭だけいた2令のヤツでした。

ただ、今回違うのは嬉しい事にコイツは♂でして、掘り出す前からちょっとワクワクしてきました。
2年1化で今年の晩夏に羽化し、身体が固まってくるのを待って10月初頭に掘り出してみました。


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・・・ふつくしい・・・!
狭い1100PPボトルの中でも上手く蛹室を上部に作って羽化していて、今までに類を見ないサイズなのは一目で判りました。

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2022年11月6日 割り出し 2令 KBファーム製AG650PPボトルへ
2023年5月28日 3令後期 23g AG1100PPボトルへ
2024年2月8日 きのこの山製WISH-A1100PPボトルへ
2024年8月末頃 羽化
2024年10月6日 掘り出し 75mm

70台後半に届きました! 驚いてます。10年前の自分なら声まで出たでしょう。
飼育経過を見ると、もうメチャクチャだと云う事が分かるかと思います。初回の650→1100の交換時は食べたボトル内のオガがほどよくサラサラの状態でしたが、次の交換時はボトルの中ドロドロでしたからね。と云うか、ちゃっかり銘柄変えてますし。エノキオガ使っちゃったよオイ。AGより微粒子なのに(しかも結構な期間寝かせてたボトルで)よく頑張ってくれました。





さて、全てのラインが羽化して丁度いい区切りになったので、♂個体をちょっと見比べてみました。

まずは市町村αから
α1zoom
α2zoom
α3zoom
上から、♂‐1、♂‐2、♂‐3です。
撮影時には、頭胸部の節と大腮先端に等しくピントが合うように意識したのですが、それを踏まえて見ると♂-2がこの中で一番内歯が前を向いていますね。ホペイみたいな「内歯重なり気味」よりは「内歯が内側を向く」方が好みなのですが、大腮全体を通してみると3個体それぞれに違った雰囲気があって個性的に感じます。♂-1も結構好きですよ。

続いて、十和田市 産地Bの♂
T2zoom
これもまた前出の個体とは顔が違いますね。
市町村αの♂達と比べて大腮が直線的に感じます。市町村α♂-3よりも、内歯の生え際が根元寄りな印象を受けます。

産地双方の最大個体を並べてみました。
PB060845.JPG
右の個体(市町村α♂-3)がちょっと身体を丸めてしまってますが、印象は大体こんな感じです。
左の個体の方(十和田B)が卵体型に見えます。これを世間ではブサイクと見てしまう向きが強いと思いますが、この2択なら自分は左を取りたい・・・

また、若干左の方が胴長体型に見えます。
試しに、頭胸部の各サイズを計測してみると↓↓
aomoriookuwahikaku.jpg
全くその通りである事が裏付けられてしまいました。大腮の長さほとんど変わらない・・・いや、右の方が湾曲強いから発達度も含めてこっちの方が上でしょうね・・・
つまり、左のが好きだ!!!
(今回の記事、同じ主張をホント何度も繰り返すよね)






・・・以上が2年分のオオクワ飼育集大成でした。

WILDのセット時に掲げた目標――大きい個体を羽化させる――と云うのは達成できました。終わってみれば、70UPも3頭出てきてくれたし、死亡率が高かったものの羽化♂個体は全部大歯だった事、これは昔と比べると大きな飛躍です。
その一方、産ませる事に関してはグズついた印象の方が強かったですねぇ。十和田市産なんて、増えてないし。来年からはまた新規・未攻略地の方に専念したいので、今期までに採った個体は絶やしたくないし。

来年以降、WF1個体や今期採集個体のセットも予定していますが、現在のところ覚悟が決まりません。
紀伊大島のヒラタやコクワも増える(予定です)し、今年ちょいちょい増種してましたので来年の飼育スケジュールがちょっと切迫しそうなのです。


今年も残り1ヶ月。
一年の区切りがつくまでにどこまで記事を書き終わらせられるのか・・・

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