2024年飼育増種 第4弾!【カブトは、もう…】

遡る事1年前、なんとも情けない事件を起こしました。

遥か以前から待ち望んでいた生体の入手が叶い、2♀♀体制でセット。産ませるところまでは成功したものの、マットがガチガチに固化してしまい

回収無し.png
累代失敗に終わった虫がいます。
「全く産まなかった」のならまだましだったのですが、「しっかり産んでいた」のに不手際で全滅させたと云うのは非常に悔いが残るのです。


それでも、冬が過ぎ、春が過ぎ、夏が過ぎ、
徐々に気持ちも落ち着いてその時の後悔も薄らいできたところで、その季節はまたやってきました。




10月18日 新着!! ミャンマー便入荷!!



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ゴホンヅノ(キミオイ亜種) ミャンマー タニンダーリ管区 ダウェイ県

買っちった。

[増種経緯]
だってねぇ…ミャンマー南部便ですよ? 北部のカチン州あたりの虫だったら色んなドルクスとかウエストウッディとかいるから今後の入荷もわりと期待できますけど、南部って日本人受けのする虫って何がいる? 滅多に採れないオウゴンオニくらいでしょ。
販売側の「今後の入荷見込みはありません!」なんて売り文句も、長年虫を買っていれば聞き飽きてるんですが(ハイハイ、また来年よろしくね~。てな感じ)、ここについてはホントに入荷が途切れそうな危険な香りがするんですよね。

それに加えて、販売状況を見ていたら釈然としないある種の感情が沸々と込み上げてきたんですよ。
と云うのも、オークションに出品されていたにもかかわらず一切の競争が無かったんです! 今年の入荷数はほんのごく僅かだったのにもかかわらず、そのどれもが「初回入札⇒落札」。去年、入札合戦で賑わったあの時の熱気は全くありませんでした。そんな状況を見ていたら、
「じゃぁ俺が買うッ!」
ってなるワケですよ。あの虫がこんなにそっぽ向かれてるのが我慢ならん! ってね。ただ、自分も初回入札でそのまま落札できたので、懐事情で考えるとむしろ助かったんですけどね。

生き虫業界的に見れば、これは仕方ない事なのかもしれません。時期的にはタイの原名ゴホンヅノが大量に国内に出回りきったタイミングで、そこに遅れてちょっと小さい本亜種がちょい高めの金額で販売されたとしてどれほどの人が気に留めるのか。

まぁそう云う経緯で、半ば衝動的に買っちゃったって話です。


[種の解説][生体の国内流通]
↑↑これは、もう前回までにさんざん書いたので今さら書くのも無駄でしょう 笑






 【前回までにさんざん書いたので】

   ⇒ 2023-12-30  Tanaosri? Tanintharyi? Tenasserium?

今年の流通に関しては、見聞きした限りでは今回の購入元しか輸入していませんでしたね。数も、♂♀併せて10頭ちょっとくらいと云う話です。


[入手個体について]
状態の悪い個体も少なくなかったようで、オークション中に「ペア出品取り消し⇒♀単品で再出品」と云う展開もありました。その所為もあって購入検討しようにも選択肢が少なく、その中でも状態が一番まともそうな♀を落札しました。PA250753.JPG
生体は10月25日に到着。

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重量もしっかりあり、きちんと蔵卵は残っているようで一安心。


[飼育開始から現在まで]
前回の反省と今後の割り出しスケジュールを考え、腐葉土は止めて産卵用のマットを別注しました。
銘柄は、昔ゴホンヅノに使って普通に産ませられたマットなのですが、今回はちょっと紹介はしないでおきます…もし無事に産んだら次に記事書いた時に書こう。

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コバシャ大にマットを敷いて、行ってらっしゃい!





さて、その後現在までの状況ですが、あまり期待できそうにありません。

♀はしっかり潜ってはいました。ただ、しばらく経ってケース側面を見るとちょっと “掘り返し” が目立つので1ヶ月後に一度暴いたらゼロ
ケース底のマットもフカフカ状態になっていたので「詰め方が甘かったかな」とも思ったのですが、再セット後も何かしっくりこない様子。しばらく期間が経った後でも♀の状態がそこそこ良いのが怪しいのです。もしかすると、追い掛けが要る個体だった可能性があります。思い返せば、去年は追い掛けしたもんなぁ…

♀単体ではどうしようもなく、あとは♀自身に賭けるのみ。

現在は既に死亡しているので、あとはもう割り出すだけです。

2年越しのWF1確保は成るか!?
それとも再びカテゴリ封印の悲劇が来るのか!?

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