半月経ったが…

「このブログも遂に死んだか…」  と思われたでしょうが、
すみません、ギリギリ生き延びております(汗)





早く雪も融けてくれたら、ビンやケースをごっそり洗えてエサ交換や産卵ケース作りもさっさと出来るのですが。(作業はスローペースです)

さて、前回の更新から半月近く経ったのですが、
今回のネタは(も)薄味の記事です。
前回紹介した蛹が羽化したのでそれだけ記事に上げます(うわぁぁ……)

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3月2日、羽化する前日の蛹です。


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3月3日、羽化すると分かっていながら寝坊して昼起きたらもうこの状態。

あらら~

何はともあれ不全しなくてよかったです。

そして数日後、色付いたので撮ってみると…


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うォぉおおオ・・・・、カッコよ過ぎる・・・!!!!

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二束三文で売られたり、アクリルで固められてキーホルダーにされたりと日々散々な扱いを受けているオキピタリスですが、シムルゥのオキピ(とフィリピンの)は小さいけどゾクッとくるカッコよさを感じます。
小型ノコギリで「カッコイイ」と思ったのはコイツとカネギエーテルだけですね。

濃いめの黄色のバランスに魅力を感じるのですが、
印象が重なる虫がいました。 …そうだ!スズメバチだ!!!!
黒と黄色の『危険色』が共通しているのでしょうかね。


定規を当ててアバウトにサイズを測ってみたところおよそ44.5mmほど。
一般レベルの限界がこのあたりらしいですね。
飼育ギネスが5cm超えてるって、どんだけデカいんだよ…



話は変わりますが、
ファーブルハウスの鈴木店長が面白い実験をホームページに載っけていました。

 輸送時の梱包実験

梱包内容の内、特に温熱器具・使い捨てカイロの効能に重きを置いていますが、
梱包方法を載せるサイトは数あれど
梱包内容の比較実験を載せるサイトはこれを置いて他に無い
と言っても過言ではないはずです。

と云うか、
外国産昆虫の輸入解禁で堂々と生体取引が可能になって十数年の歳月が流れているのに、
他の北海道~東北近隣の昆虫専門店のホームページ内で
詳しい梱包内容について今まで触れてこなかった事自体おかしかったとも思えます。
背景には、まだ浅い業界であるためにこの点に深く着眼していなかった事もあると思います。
今でも、冬季は頑なに雪国への生体の発送を断る虫屋も老舗ですら存在しますからね。

今や個人レベルでも東西南北に発送する時代ですから
非常に参考になります。
自分も昔似たような比較実験をしかけた事がありましたが
あまりにめんどくさくて挫折しました[バッド(下向き矢印)]

閏日

地球の公転の1年間の日数を補う日でしたか、今日って。

さて、多数の幼虫が採れたグラディアトールメンガタとヒデオオキピタリスが、現在多数が蛹化~羽化体勢に移行しています。

ちょっとビンを開けて見てみましょう↓↓


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「・・・・・・・・・・。」




皆上(地上)に出てる…


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糞が大分粗く散らばった状態でその上に幼虫がのたうち回っている状態。

これらの幼虫はこの後マットを入れ替えて再び潜らせましたが、
実はこれだけではなく、ほぼ全ての幼虫が地上部に出ています。
♀はほとんど羽化してきているのですが、
それもまた、カップのフタ直下に不規則な形の蛹室を作り羽化していました。
そのせいか、羽化に失敗し翅パカになった個体が数個体いました。

これらの原因はおそらくマットにあったのではと思うのですが、
これほど暴れるとなるとガス抜きが不十分であった可能性が高いです。
ぇぇ~…?? 確かきちんとガス抜きしたはずなんだけどなァ…(よく覚えとらんが)



♂幼虫は見事に♀と羽化ズレしているのですが、
最近漸く僅かながら蛹化しました。

その内で一番最初の蛹化個体がこちら↓↓


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「・・・・・・・・・。」

言ったでしょ? 皆上に出てきてるんだって! (←威張るな!!)

唯一嬉しい事に長歯型ですが、
このままでは羽化不全直行便なので人工蛹室に移しました。

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ちょっとミスって広くし過ぎたけどまぁいいか[たらーっ(汗)]

もう体の節々が色づいてきて羽化まであと数日です。

ところで、シムルゥのオキピって♂の頭部が黒くなる事が特徴的ですが、
だいぶ黒一色に近づくものもあればオレンジの範囲が結構広いものまで変異が大きいですよね?
アレって何が要因なんでしょうかね~。
同じ親からどちらも出てくるので血統は関係ないでしょうから蛹時代の温度ですかね…?
昼行性の昆虫ですから頭部の黒みは太陽光の吸収率と大きく関係があるでしょうしね。

クロス累代

エ゛ッホッッ、ェ゛ホッッ…咽喉の痛みは治ったのに咳だけは出るんですよ
でお馴染みの会長です。

本日今年の採集に関する会議を行いました。
遅くなってしまいましたが漸く来週から本格出撃出来そうです。



さて、今日は延ばし延ばしになっていたシムルゥ島産オキピのセットを組みました。
おせーよ俺。

今回のオキピについてですが、
前回の記事で紹介した通り、2種類の血統
組み合わせを変えてペアリングさせる計画で進めていました。
つまり俗に言う「血の入れ替え」です。

シムルゥオキピの事情を端的に説明すると、(これも前回説明しましたが)

オキピタリスノコギリというクワガタは、
東南アジアに広く分布し、また各地で普通種として採集され国内に大量に入荷される虫です。
ジャワ→スラウェシ→スマトラ→カリマンタン・マレー半島・フィリピン各島
大体この順で輸入数が多いはずです。
しかしシムルゥ島産亜種については、
地理的障害のために生体の♀の入荷は4頭しかきていないとの事(聞くところによれば)。
そうなると将来的に永く累代するためには別血統も仕入れておくしかないですね。
しかし、WILD入荷からあまり何年も時間が経ってしまうと、
別血統を入手しようにもどれが自分の持っている血統と違う血統なのか判らなくなりますね。
これが、血統を厳しく管理されるオオクワとかオオツヤであれば苦労しませんが。
そこで早めに手をうっておこうと今回の計画に踏み込んだわけです。

え?  そこまでする事か、って!?

じゃぁマジョリティでのオオクワガタみたいなヤツだったらどうですか?
そろそろF7、F8まで累代がかさばってきたんだけど
貴重な〇〇県産☆☆市◇◇◇産だから同ラベル個体が何処に行っても見つからない、
遂に見つけたけどこれもF7F8だ、これもウチのと同じじゃないのか?不安だ~
と。(まぁオオクワだとちょっと事情は違ってくるんですが)



今回はF2(WF2)とF3(WF3)の2血統を1ペアずつ仕入れ、
組み合わせは
F2♂ × F3♀
F3♂ × F2♀

ペアリングが今回問題でした。
ドコがと云うと、累代が違うため勿論羽化時期も同じではありません。
そのため、成熟時期を待っていると早く成熟した側の血統が寿命を迎える危険性があります。
この2血統は幸いズレは約1ヶ月だったのでペアリングは成功しました。
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しかし、やや危うい事に羽化時期が早い側の血統はフ節に切れ・麻痺がおき始めています。

さて、次はセット内容です。

マットにも材にも産む多産系なので、
マットはくわMat1週間入念にガス抜きし、
     (くわMatは我が家では手を抜いて使用するとことごとく失敗する)
材は例の(某店の)クヌギ夏菌材を、くわMatを溶いた水で加水後、
新聞紙を巻いて水抜き。
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くわMatがよく利いて木肉がある程度黒ずんでいるのがお分かり頂けると思います。
いや、分かりにくいか(汗)

使用ケースはコバシャの小と中。

加水したマットを2~3cm堅詰めし、
樹皮・形成層を剥いだ材をその上に横置きにし
その周りをほとんどマットで埋めると云ういつも通り過ぎる内容。

その上に転倒防止の樹皮・木片を散らし、プロゼリーを配置し完成。

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これがコバシャ小の様子、
これにはF3の♀を投入。

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これがコバシャ中の様子、
これにはF2の♀を投入。

さて、これで1ヶ月後には……ウワッハッハッハッ[グッド(上向き矢印)]

一度は散った3つの星

( まず気付く人は居ないはずですがこのブログでは、記事のサブタイトルに
とあるドラマシリーズのサブタイトルをちょくちょくオマージュして付けています。
「とあるドラマ」と云うのが何なのかは多分古くからの記事を読んで頂いていると
案外分かったりしますが…ただそれだけの話です )



今までノコギリクワガタ属の中で
『この虫は絶やしてしまって非常に心残りがある』『入手しておけばよかった』と云う
種類がいくつか居ります。

1・・・ガダルカナル島産 ホルテンシスビソン
   今年の冬ガダルカナルからホルテンシスが入荷し「日本初上陸」とふれこみがありますが
   この産地はもう3年以上前に〇〇〇〇〇Aで入荷しており、
   5,000円でWF1ペアが売っていました。(今じゃ有り得ないな…)
   当時は入荷&販売元とそのお客1名の計2ヶ所しか保有されていませんでした、
   正直光沢好きの自分としては一番興味のある亜種なので買っとけばよかった…
   何でこっちを蹴って小っこいジャワゼブラにしたんだろ…

2・・・カリマンタン・パヤン山産 ゼブラ原名亜種
   上記と同じ販売元〇〇〇〇〇Aから購入したのですが
   ゼブラ新成虫の管理に慣れないまま長い休眠中に♀が死亡。
   珍産地だから、と云うのもちょっと下品ではありますがこの時は非常に凹みました。

3・・・ミャンマー南部・タニンダーリ管区産 ギラファ原名亜種
   去年入荷し一応その時が初上陸産地との事ですが、
   原名亜種の中では一番好きな形でインパクトはそれまで一番憧れていた
   タイ北部産を超えたかも知れません。
   個人的にマレー半島、カンボジア~ベトナム、ミャンマー北部~インド産の形は
   あまり好みではなくタイからの入荷も待ってみたりするんですが厳しいですからね今は。
   結局この原名亜種は経済的余裕がなく見送ったんですが…やっぱり憧れる。

4・・・マレー半島・キャメロンハイランド産 カネギエーテル
   せっかくWILDから上手く30前後幼虫採れたのに調子こいて
   手元に2♀残して他の♀全部飛ばしちゃったと云う勘違い馬鹿をやってのけました(恥)
   休眠で手こずり結局絶えたんですがやっぱ初挑戦種は保険をかけた方いいですね…
   カネギは同じ産地でも歯型がばらつくのですが(見た感じ)その時飼ってたヤツは
   かなり気に入ってたのでつくづく馬鹿だなァと今も後悔が止みません。
   スマトラ島産が今現在居りますが、やっぱマレー。(←シツコイわァァァァァァ!!!!!!)

まだまだ他にレダゼブラやパトリキウスブッダ等々非常に惜しい面々がおります、

続きを読む

1♀の連鎖






これは何か仕組まれているのではないかと思う。





どう頑張っても次世代のブリードは必ず 《1♀》 しか使えないのだ。




どんな種類でもいつもその1♀で一発勝負を強いられる。

さながら自然の法則と似た状態ともいえる。
自然界では、
1♀がどんなに卵を産もうと最終的に次世代を残すに至るのはたった1ペアと言われる。

飼育下において個体が淘汰される要因は全く違うのだが…








さて、その1♀達の近況の一部…


 ズベールホソアカ

最初は2♀居たのだが、
成熟させ過ぎてそのまま逝っていまい結局1♀で賭けに出る事になった。

先日気を抜いたセットをしたのだが、
無事産んでるのかどうか気になって早い内に割り出してしまおうと
採卵覚悟でケースをひっくり返したのだが、




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     6頭 3個

ズベールにしては大した数ではないが危惧していたボウズは避けられた。
♀はフ節が1本取れている状態ではあるが、早々に次のセットに移動して追加したいところだ。






 オキピタリスノコギリ

これも2♀居たのだ。

今回は気合を入れて2♀共セットを作る予定で数日前からペアリングしていたのだが…






一昨日見ると♀がひっくり返ったままぎこちなく鈍い動きをしている。
「まさかもう寿命か!!?」と思ってよく見たら…




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ここにきて油断していた♀殺しが起きた…

↑の画像は今日の様子。

ここ最近全くなかったので完全に意識の外だった。
しかも起きたのは期待の色濃い方のペア…



迂闊だった…

交尾が確認できた時点で切り離しておくべきだった…



残ったもう片方の♀に全てをたくし、今日セットに投入しました。



オキピタリス 産卵セット.JPG
使用したのは
・小ケース
・くわMat
・プロゼリー
・新聞紙

今回は全てマットのみにし、水分量はかなり多め。
対コバエケースではないのでフタの間に新聞紙をはさむ。


ここまできたら30~40くらい産んでもらって
この負の連鎖から脱出してやろうかと
もはや半ギレ状態です。






まだまだカワノイ(2♀)やエラフス(2♀)にブッダ(3♀)他、
魔のスパイラルから抜け出せそうにはありませんが……
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