2024年飼育増種 第3弾!【セラートゥスよ…】

毎年、飼育においては嬉しい事も悲しい事もそれはそれは沢山経験しています。

数多く経験した哀しい出来事のうちでも、個人的に特に大きかった出来事が今年ありました。

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それが、セラートゥスネブトの累代停止。

実を言うと、セラートゥスネブトの累代は前回の記事後 “とあるアクシデント” に見舞われ、不覚にも終了せざるを得ない事態に陥ってしまいました。詳しく書く事は出来ないのですが、幼虫が溶けたとかそういう話ではありません。

大変思い入れのある種だっただけに、立ち直る(吹っ切れる)のにだいぶ時間が掛かりました。正直言うと、今でも結構思い詰める事があります。おまけに某SNSであまり目に入れたくない会話を見て少し嫌気がさす事もあったのですが、それでもやはり喪失感はここ数年で味わった事の無いくらいのものがあります。

加えてアクミナートゥスネブトも早々に産卵に失敗し、我が家でのネブトは全て飼育終了の一途を突き進んでいました。


何か…、何かまたネブトを飼育したい……!

ネブトクワガタの飼育は、他のメジャーなオオクワやらノコギリやらとは全く違う独特の世界観があります。これを言葉で説明するのは非常に難しいのですが、飼育に際して「マット」に向き合う濃度が他より濃いんですよね。そして、野外品を手に入れてそれを産ませられるのかと云うギャンブル性が強い点、多様な種が存在するコレクション性など、特定の性格の人が強烈に熱中してしまう要素を多分に含んでいる点は他属のクワガタにはなかなか見られないものと思います。

ネブト飼育においてまだ初心者である自分にとって「飼ってみたいもの」「成し遂げていないもの」、数限りなくあるのですが、先の経緯でネブトに飢えていた晩夏のある日、これらを満たしてくれる “それ” が目に入ってしまいました。

『8月30日通関』と記された野外品のペア。
ネットオークションにて発見しました。

即決価格は設定なし。ウォッチリスト登録者は時間経過と共に増えていくものの、値が張っている所為か入札者は誰もいない…

決めた! 落札してやる!
…ただ、入札を迷っている他の人がいたとして、こちらが早まって入札するとその人を刺激してしまうかもしれないと予想。入札合戦と云う苦しい展開が起こるのを極力避ける為、そのまま静観して「値下げ再出品になるような雰囲気」になってきたオークション終了直前に、すかさず “刺して” 一撃落札してやろうというシナリオ。

数日が経過し、いよいよ終了日。オークション終了時刻は20時30分。入札は未だゼロ。
この夜はライトトラップの真っ只中です。山の中ギリギリ通信が可能な状況で、飛来する虫も観察しつつスマホもチラチラと確認。入札ボタンの反応を確かめる…

20時29分… 60秒を切った…

あと30秒… まだ…まだ…

あと20秒… 『入札する』をタップ。

15秒… 金額を入れて最終確認!

10秒… 入札確定を押す!

入札を受け付けました。あなたが最高入札額者です。
20時30分
おめでとうございます!!
あなたが落札しました。

一人相撲、ここに極まれり。まぁ何にしても、想定通りに事が運んだので良しとしましょう。ただ、この時やってたライトトラップで良い虫は何も落ちてこなかったのですが。





それから少し経った9月15日青森の交差点を渡って……

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明暗分かれた産卵ケース ~ 暗 ~

薄味抜け殻記事2連発今夜で二発目~

前回、セットしていた産卵ケースを見ていただきますと、
今回の『暗』を意味するクワガタがどれかは…………察しがつくかと思います(苦笑)




勿論……クーランネブトです。

去年秋に一度割り出してその時はボウズだったので、今度は産んでくれることを淡く淡く期待してまた戻したのです。
その後しばらく潜ったりエサを食べたりを繰り返していた♀が最近見えないので、痺れを切らしてケースをひっくり返してみる事にしました。


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ネブトは温度が高い方が良いという事なので、温室ではヒーター近くに置いていたのですが
そのせいか地上部分は見ての通りだいぶ乾燥しています。



やはり中からホワイトアイの♀が出てきました。

さァ、後は卵か幼虫を見つけるだけだだけだ た~け~だ~~♪♪




回収無し.png

裏切られたとも微塵も思わず見事に轟沈しましたねェ。
♀はかなり内部を縦横無尽に掘り進んでおり、せめてマットの調整がしっかりしていれば…と思ったかもしれません。マットは、粘度が低く触った感じとしてはタルトみたいな感じです。

ひとまず、思い知りました。





尽きた在庫  1種類
全ての在庫 42種類



(けどWILDネブトはこれが普通でしょうし1♀失敗程度で「懲り懲りだわ」なんて事は云いませんよ?)

遂に踏み入れた領域

そろそろですね。
盆となるとまとまって休みがとれる反面、墓参りに縛られたりで動けなくもなることがある
非常にもどかしい時期であります。

取り敢えず、自分はココのところ採集新兵器の調整に時間を費やし、
先ほど大方終了したところです。


さて、本日は採集とはうって変わって飼育関連です。






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とある生体が届きました。

とは言ってもコレは先月末の話。
だいぶ引っ張ってしまって新鮮さもありませんが…


さて、今回の入荷は
増種予告した 属中最大 × 「   」 × ハズレ率9割以上
 。

「属中最大」「ハズレ率9割以上」で調べればだいぶ種類を絞れるのですが
「   」 ← って一体何か? 幼稚にもこれはなぞなぞなんですな(恥)





増種予告引っ張りすぎて申し訳ありません(汗)
と云うワケで、ようやくお披露目です。








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クーランネブト  (ルソン島 ケソン州 ジェネラルナカール)


『クーラン』だったり『クラン』だったり読み方変わりますが…

予告の「   」、クーラン(空欄)…
                    はッ…恥ずかしい……


(汗)え~と云うワケで、遂にネブトに手を出してしまいました。
自分、ネブトクワガタ属なんて手にしたのコレが初めてですからねェ…
(勿論青森にネブトは生息しておりませんしね)


まぁ初めてでいきなりクーランに挑戦すると云うのは、
ネブト愛好家さん方達にしてみれば
『生意気』『身の程知らず』『色物好き』と揶揄されてしまいそうですが。

ネブトクワガタ属(Aegus)はクワガタムシ科中最大のグループを成しており
コレクション性が非常に高い反面、
小型種がその大半を占めるためマニア向けのクワガタと言えます。

自分もネブトに興味はある方ではあります(と思っています)が、
やはりその中でも比較的大型種に目がいきがちであることは否めません。
国産種を除いて、図鑑で見て個人的な好みBEST3が、
 1位 フォルニカートゥス
 2位 クーラン
 3位 プラティオドン(原名亜種)
どれも大型種です(汗)


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♂は約45mm。
最大で7cmを超えますが7cmとかもうネブトじゃないですね。

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♀は33mm。ネブト初心者の自分としては意外と見た目が面白いので見入ってしまいます。
体表面には結構しっかりした毛が密に生えていますが、
やはり時間と共に抜けていくのでしょうか?



さて、累代飼育ですが本種の厄介なところがここ。
WILD♀がなかなか産んでくれない。

飼育品は楽に産ませられるとは言われていますが、
WILDが産まないと云うことで入荷があっても手を出す人は多くないんですな。
だからこそ今回大量入荷&競争率が低いので比較的安く手に入れられたのですが…

チラホラと
「夏ごろ入荷する個体は1年の内で比較的状態も良く♀の体重も重い(=卵を持ってる)」
という話を目にしていますが、
残念ながら自分は冬の入荷個体とかどんな状態か実際に見た事はないので
判断出来かねるのです(汗)

まぁ他のクワガタでの経験から、
♀を手に載せても重さはとりあえず「カラッカラ」の終了個体ではなさそう。

そして疑死行動もきちんと出来ているのでまだチャンスはありそうです。




さて、いよいよ産卵用のセットをするのですが、
ネブト飼育のまた厄介なところがここに。

マットです。

大衆的な種類に使うマットでは役不足な事が多く、
専用の物を使ったり自作が必要になります。
それもあって今までネブトには手を出さなかったのですが…

クーランには、赤枯れ材のフレークが有効に働くとの記述が目立つので、
ファーブルハウスにあった赤枯れマットをキーとして、
キクロやノコギリに成績が良かったとされる元バクテリアマットや
数少ないカブト(ポルテリータテヅノ)の糞を目分量で配合してみました。

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少々荒くなってしまった…… やっぱミキサー使えば良かった…


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多少配合比率を変えた2種類のマットを縦に分けて
コバエシャッター小に詰めてみました。

温度は高めが良いとの事で32~26℃の常温で置いているのですが
30度は流石に不味いですかね?



マットが気に入らないと潜ることさえかなわないと云う話なのですが、
セット後数日経って様子を見る事にしてみました。

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!? 結構穴ぼこになってますな。

ここで葉っぱをどけてみると…


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おォ…♀居た…

この沢山あいた穴は産卵行動か?と期待させられる反面、
暑かったから避暑のために潜ったとも考えられます。


やはり何か嫌な予感がしますが…

一応寿命は長いのでダメなら何度かマットを変えて再セットする事になりますね。




             新しく入荷した在庫  1種類
             ブログに載せた在庫 66種類
                  全ての在庫 44種類  うわぁ
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