凡退ダイジェスト × 今年の各種クワガタ採集成果

記事の更新頻度が近頃めっきりトレンディーになっておりました(笑)

青森も雪が薄っすらと積もってきたと云う事で、とりあえず今年の採集はこれで終了する事にしました。もし冬季に行くとしたらきちんと積もって足場が固まってからになるでしょう。

今シーズン終了を期に、
今年の採集の中から画像を残してある日覚えている日をいくつかまとめて駆け足で振り返ってみます。

どの日も共通するのは、・・・貧果に終わり轟沈してきたと云う事。








 6月4日 希少産地のツヤハダを追って
この日の採集は自分1人。
先日起こった奇跡のツヤハダ大当たり(過去記事参照)で気分を良くして、

20150604.JPG
無謀にも津軽半島へ進行
八甲田・十和田の山地帯から外れると格段に採集難易度が上がるツヤハダを採ってやろうと勇んで行ったのですが、甘くはありませんでした。
天候も生憎の雨・・・。車を降りて斜面を登り撮った画像はもはや雲霧林(汗)
過去の記録がある辺りに入って意外と赤枯れ材があったので期待が膨らみましたが、
クワガタのクの字もなく、ドロドロになって帰ってきました。

ちなみに画像の場所は紛れもなく針葉樹林ですが、
植林前に伐採された切り株が残されたまま多数が褐色腐朽をおこしていて
下草も処理されているので赤枯れ材を発見するのが非常に楽なんですよ。
・・・それで見つからないんだから、全く参考にできる情報じゃないわな(嘲笑)








 6月21日 神秘に満ちた津軽の地で
この日の採集は自分とFH鈴木さん2人
オオクワを求めて約束の地に向かいます。
この日は鈴木さんのライト(と云う名前の爆弾)がこのエリアでどのような効果を見せるか感触を確かめると云う目的。

現地へは2人とも別行動で到着、
明るい内に先に現地入りしていた自分は
暇つぶしに河川敷のヤナギに潜んでいたコクワ♂を採集。
20150621kai.JPG
で・・・デカイ。

鈴木さんとこの後合流し、点灯開始。
天候に恵まれないこのエリアはこの日も厳しく、
普通種すらまともに飛んでこない結果に終わりました。

日中に採集したコクワを帰宅後に測ってみると、
いつもいつも届きそうで届かなかった5cmの大台をオーバー!!!
51mmの立派な個体でした。








 7月11日 夏でも寒い場所
この日は自分1人。
前からライトトラップ採集が出来るのではないかと気になっていた所に今回は行ってみる事にしました。車の進入が出来ない場所で、その先の道が整備されていないために雑多に草木が伸びていて、ライトをかける場所までしばらく歩かなければならないので、誰もここでライトはかけません。
ライト機材を含む採集道具を全て携えて鬱蒼と草木が茂る道をひぃひぃ言いながら進み、なんとか到着。

20150711.JPG
谷の下にひっそり架かるこの橋がその採集場所。
整備が放棄されている所為で橋の上は泥が積もっています。
その泥の上には雑草は勿論、ヤナギも生えています(苦笑)

ライトを点灯させるも、場所柄年平均気温が低く、真夏でも気温の上がる日は少なく
この日も15℃ほどしかない中で非常に苦しい成果に終わりました。

後日、一日かけて橋の上の泥や草木を片付ける環境整備作業で汗を流しました。
わざわざスコップ持参してきて、誰が得するのか全くもって意味が分からないボランティア・・・
その割に、この後ほとんどここに来なかったし・・・








 8月8日 三匹が採る! 新メンバー『No.7』登場
この日は、自分とNo.2に加え、
この夏に特別新加入したNo.73人約束の地へライトトラップに向かいました。

初めての7cmミヤマを採った場所(過去記事参照)への再挑戦と云う事で、
今回は3人分の自転車6機のHIDライトを積み込んで、1人2機運転で三点責め攻め。

2015.8.8.jpg
車の中は荷物で一杯一杯(汗)

車が通れないエリア内を自転車で移動し、1ライン上でライト箇所を3地点に分担。
手前をNo.7、中間にNo.2を配置し、自分は一番奥でポジショニングして点灯開始。
この内誰か1人でも大きいドルクスが1頭引き抜ければ大大大勝利なのですが、
気温などの気象条件が悪い事もあってか
結果は前回一人で来た時より悪く、見事に轟沈!!!
飛来数は圧倒的に少ないまま時刻は午前2時
この時期嬉しいオニクワガタですら♂1頭をNo.2が採っただけでした。








 8月13日 とりあえずビショ濡れになる
この日は自分とNo.72人
舞台は懲りることなくロマン溢れる約束の地

日中は、夜の舞台でもある川の流域の上流部へ探索に行きました。
前回一人で来たボロボロの吊り橋(過去記事参照)をNo.7に案内したり、マグソクワガタの新ポイントとして有望なフィールドを散策したり、アブに囲まれたりしていました。
20150813.JPG
暗くなるので探索も終えて引き返し、夜の舞台に戻ります。
小雨の中、鬱蒼と茂る草木の露に当たったり川の中を進んだ所為でこの時点で全身グッショリ。
毎年毎年ですが、自分達の採集って汗をかくなり水に濡れるなりで毎回毎回汚れて帰ってくる事ばかりです。

今回のライトトラップはNo.7の大光量採集兵器で挑みます。
それなりに数は飛んできますが当地エリアの厳しい気象条件に阻まれ成果はいま一つ。
この日の成果のハイライトは、虫ではなく爬虫類。
珍しい種類であるそのヘビは、No.7の心を丸呑みにしたようです。
タカチホヘビ。頭部の色味が特徴的な1頭でした。







 11月29日 雪積もりゆく山
この日の採集は自分1人。
前回の採集(過去記事参照)でルリクワガタを採った付近にまた出向いたのですが、
惜しくも数日前に冬季閉鎖されていたと云うニアミスを犯し、
仕方なくその手前のエリアで採集。

20151129.JPG
まだ平地には雪は積もっていなかったですが流石に山は雪化粧してましたね(汗)

沢を渡り向こう岸の急斜面へアプローチしましたが、
前回よりも危険で冷や冷やします。
20151129.2.JPG
水平距離はあまり大した事がない分、標高が変わるので樹相も不適になってきて
ウダイカンバやヒバしか目に入りません。
停めた車が遥か真下に見えてなんだか恐怖感も覚えます。

結局この日は遂にクワガタを1頭も見ることなくぐったりして帰宅しました。
その代わり、この地でクワガタを採集するにあたって大きなヒントが得られました。



#####################################


次に、自分個人で今年採集した県産クワガタ各種をまとめて振り返ってみます。
色濃い内容だと思っていますが(完全に思い出補正)
県産クワガタ全種を1シーズンで採集したのは今年が初めてな事に感動しました(笑)








 オオクワガタ
CA3I0710kai.JPG
辛うじて1♂だけ採れました(笑)
最近テレビを見ていて、「~させていただきました」「~させてもらってます」の言い回しが頻繁に無茶苦茶な使い方で聴く事が多くなり変に感じるのですが(←何の話だ)、この♂については正に「採らせていただきました」と云う言い方が合ってます(自力で採ったワケでない)

メッカの十和田で採れたし、来年は多分・・・自分で有名どころへ採りには行かないだろな。







 スジクワガタ
CA3I0568.JPG
今年の採集種で一番スルーしていたんじゃないかと思えるだけあって
♀が僅か2頭、♂も3頭のみで極小個体ばかり。
大歯は見れなかったなぁ・・・







 ノコギリクワガタ
CA3I0666.JPG
今年は♂も♀も大したサイズのものは採れず産地コレクション用に持ち帰ったのみ。
夜の灯火採集でしか採らなかったので仕方ないですかね。







 アカアシクワガタ
CA3I0842kai.JPG
スジに次いでノーマークだった本種は、灯火採集、樹液採集共に大したサイズが採れず。
50mmオーバーはゼロ。







 コクワガタ
CA3I0645kai.JPG
今年は灯火採集がメインでいたのであまり樹液採集できなかったのですが、
1頭だけ採れた6月21日の51mmはなかなか嬉しいものがありました。

コクワ2015.png
40市町村全制覇の目標は去年までの収集ペースと比べるとだいぶ失速してしまった感じはありますが、一応2町分更新しました。
南部方面全然進んでません・・・







 ルリクワガタ
CA3I0935-7794akai.jpg
いつもの八甲田系の個体を採集できた他、未見だった白神系のコレクションも増えたので満足です。
津軽半島・下北半島の個体群はいつ採れるのやら。







 オニクワガタ
CA3I0777.JPG
今年からコンスタントに採れるようになった本種。
時期になったら好きな所で採れると云うのがライト機材を持つ醍醐味ですね。

材割だと無駄にポコポコ採れてしまうんですが幼虫採集はめんどくさいですね、
赤枯れからマダラだと思って同じサイズの幼虫を持ちかえったら一部はデッカくなってるし。
黒枯れからルリだと思って同じサイズの幼虫を持ち帰ったら一部は「デッカく」なってるし。
地味に1年以上かかるのがまためんどくさい。







 マダラクワガタ
CA3I0503.JPG
今年初めて成虫採集したと云う事でまた感動した本種。
動く姿も、テントウムシみたいにすばしっこくなくてノロノロ歩くので可愛いです。
来年以降は八甲田~十和田以外のフィールドで目にしたいものです。







 マグソクワガタ
マグソクワガタ.png
幸運にも3市村計4ポイントで初採集に至りました。
粘って探せば新産地開拓も意外と難しくないと分かり、青森の自然の凄さを実感しましたね。

オオクワガタ採集のポイント探しのついでで来年注目したい場所も複数見つかり、数年でマグソクワガタの分布マップが驚異的に変貌する気が今からします(笑)







 ミヤマクワガタ
CA3I0649.JPG
オニクワガタと共に、ライト機材を入手した事で格段に収集スピードが増した種類。
65mm以上がコンスタントに採れるようになりました。初の70mmクラスの採集もこれ有ってのものだと考えるとHID様様です。







 ツヤハダクワガタ
th11.jpg
今年の採集で全種通して特にインパクトが強かったのが、1株から約150頭の成虫が出てきた5月のツヤハダ採集。この月の半ばはずっとこれでしたね。
この一度以外、今年はツヤハダを見なかったのですが思い返せば未だにあの感動が蘇ります。

あれだけいても22mmはいないんだなぁ・・・(苦)







 ヒメオオクワガタ
CA3I0793kai.JPG
せっかく今年からライトトラップ初参入したにもかかわらず、
8月半ばからは灯火採集も早々に失速。その原因が何を隠そうヒメオオ採集。夜の採集から朝の採集へ。

10月の半ばまで、時間があれば各地に出向いた成果として、市町村単位で採集できた数は14市町村。
今年初採集したラベルは、市町村はその内8つ、ポイントだと17ヶ所。マジか・・・


#####################################


こうして見ると、特定の種類の採集に傾倒しているのがモロバレですな(笑)

秋の白神 ルリクワガタ採集

(今年、採集記かなりの数書いてるんだな・・・俺・・・)

秋も深まり青森も冬寸前、と云う今日この頃。
風邪もひいて口内炎に悩まされていて体調グズグズで鬱憤が溜まっていたのですが、それを発散すべく(否実際はまるで関係無い)昨日採集に行ってきました。

今回の採集は一人ではなく、Re:myon氏と2人での合同採集。
日取りがおかしいですが、互いの日程を半ば強引に(?)合わせての採集と云う事で昨日となりました。

行き先は、津軽の秘境・白神山地





集合時間の朝8時を大幅に過ぎた8時40分、現地集合場所のコンビニに到着。
(平日朝の弘前の通勤ラッシュをナメていた・・・)

当然ながら先に到着していたRe:myon氏と挨拶を交わし、互いに用意していた差し入れのドリンクを手渡す。
「コレどうぞ~」とRe:myon氏からありがたくモンスターエナジー(緑)を受け取り、
「こちらからもこれどうぞー」とモンスターエナジー(緑)を彼へ渡す。
差し入れがカブると云う「ある種想定内の出来事」に今日の意気込みを共有し(?)、車2台で途中まで進んだ後、生息エリアに入ってからは車1台で突入する事に。

CA3I0961.JPG
山の木も葉をほとんど落とし冬目前といった景色。
山の天気は時々曇りたまに濡れ雪


いくつか見える枯れ木の内、まず一つの木に決め斜面を登ってみる。
CA3I0962.JPG
この斜面の上に目的の材が。
写真右上に映りこむRe:myon氏は完全に山の景色の一部になっている・・・

崩れて地面に落ちた枯れ木片に目をやると、多数のルリの産卵痕を発見。



俺 「とりあえずそれ叩いてみますか、」


Re: コン ペキョッ  「てゆーか(ルリ)出ました



黒光りしたルリの♀新成虫が、ポコッと開いた蛹室内からいきなり登場した。
不意を突かれて若干慌てふためきながらも2人でルリ材を崩していく。

白神山地ルリクワガタ♀個体.JPG
ルリ新成虫が続々と出てくる。

4cm四方の鬼畜的密度のスペースから8頭の新成虫がガッチガチにかたまって割り出される他、出てきた計12頭の個体が全て成虫と云う嬉しい展開に朝からキャッキャする。

GRL_0011.JPG
その中でRe:myon氏は、見慣れないような腿節(脛節も?)が赤い♀個体も2頭割り出した。
脚が赤みを帯びる♀というのは全国的には珍しくはないようだが、
ルリ属関連のいくつかのホームページを拝見している限りだと
南の方の地域ほど出現率も高いようなニュアンスも受け、
今まできちんと脚を見たことはなかったがあまり本県でも見慣れないイメージだったので
分布北限の青森だとこういう色の出現率は全国でも一番低いのではないかと思ったりする。





これは幸先良いですね!! と互いに色々な希望が湧いてきたところだったが、


先に結果を書いてしまうと、
この日はこれ以上収穫は無く終了した。



一番最初が良かっただけで、あとは「いる」材に全くあり付けなかったのだ。

一応、当地で夏場に成虫採集が可能な種以外全般を狙って歩いていたのだが、
ただヘロヘロドロドロビッショビショになっただけで何も土産が無かった。
(土産にできそうだったのは初めて見た天然ナメコくらいだったが
 この2人、どちらもキノコ嫌いで持ち帰る気も無かったのでスルーした)

経験不足と言えばそれまでだが、
広大なエリアであの有名な白神と言えど全域が原生林で枯れ木が豊富なワケでは全くなく(勿論それは分かっていたが)、クワガタだらけ効率良く採集できる・・・なんてワケでも決してない。

さらに言えば、実は山中を歩きまわる昆虫採集において
白神山地は地形や土壌が八甲田・十和田のそれより明らかに不向きで、単純に同じ時間内で歩きまわって探せる範囲は八甲田・十和田より白神の方がかなり狭い。
(↑↑個人的経験ですけどね)
と言うのも、起伏がより激しく、脆く土壌浸食に弱い地形の為斜面を登り降りすればたちまち足元は崩壊し容易には進めない。腐植質の層が薄く、斜面を踏みずらせば容易に堆積岩の脆い地肌が見えてしまうから。
対して八甲田・十和田側は地形も比較的なだらかで腐植層が厚く重なっていて歩き回りやすく、白神の山林を歩いてるのに比べ遥かに移動距離が稼ぎやすいと感じる。

高さ10~20mくらい上の斜面にある材を往復するのに
傾斜50°以上の斜面(もはや崖?)「昔のリポビタンDのCM」並みに協力して登った後転がり落ちたりする他、明らかに他の地域より上下の移動頻度が高い地域であった。
(言い訳が長くなるのも苦しいので、とりあえずそういう事で)

結局周囲が真っ暗になってようやく車に戻り、体力ゼロになった自分に代わってRe:myon氏に車を運転をしてもらい、その後解散。

自分は最後の方には雨と木屑と泥によって上から下までグッチャグチャだった。

ああ・・・・・・
昼飯はちゃんと用意してくるべきでしたわ・・・(悔)






白神山地産ルリクワガタ4頭.JPG
自分が採集したのは♂が2頭♀が2頭です。
室内ガラケー撮影で彩度メチャクチャですが、♂は色も基本的でやや黄色みも感じる程度。
♀は今回全て黄色系で他の色はいませんでしたが、脛節は地味に赤い・・・

2015年ヒメオオシーズン終了!!?

前回の採集記事で、
散々歩いて採れたのがボロい♂1頭・・・と云う惨い内容を書いたのですが
その数日後にその近隣のポイントに時間の合間を見つけヒメオオ採集に行ってみました。






 【前回の採集記事】

   ⇒ 2015-9-28 『1 / 19』



場所はこの間サルに邪魔された所為で1♀しか持ち帰れなかった林道とその仲間達(・・・)
天気も申し分なく、キノコ採りに林内をシャッフルされなければ採れると思ったのですが。






ボウズ。 ヌル~・・・


今年は雪解けの時点(マグソとか)から季節の移りが早かったので、
結構呑気に構えていた今年のヒメオオシーズンももはや終了寸前か、もしくはもう終わりかけているのかとメチャクチャ不安にさせられる結果になりました。

不安。と言うのも、
前にも書いたとおり、今期は新産地ラベル(主に市町村毎に)の開拓ばかりに夢中になっていて、毎年様子を見に行く秘蔵エリアでの採集をまだしていなかったので、
あそこに行く前にシーズン終了しちゃったら安心して冬が越せない(焦)」と思って来週行くつもりで予定を組んでいた矢先だったからです。
キツイ新規開拓採集の後と云う事もあって、思いっきり楽してサイズ狙いで行く安定採集が間に合う事を祈りつつ、次の休みを待つ事に。



  4日(日)

待ちに待った採集当日。
さぁ、採って撮って採りまくるぜ!!!!! と意気揚々と出発した・・・


・・・・・・・・・・・・と書きたかったのだが・・・全然そんな感じじゃなかった。


DSCF2423.JPG
出発時の朝の青森市内。
路面を見れば一目瞭然、雨の後である。
前の週、北海道の北に停滞していた爆弾低気圧の煽りを受けてここ数日青森も荒れていた。
風雨が強くしばらくの間日照も無く気温が上がらなかった。
日曜にはギリギリ穏やかになったのだが、前日までの影響を今日1日でひっくり返してくれるような天気にも回復しておらずこの有様。
現在雨は降っていないが雲は厚く、おまけに風は止んでいない。
この時期になってこの天候は非常に歩が悪い。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


現地到着。
DSCF2424.JPG
出発時と比べて幸いこちらの方は降雨があまり無かったようで路面も乾いている。
(と言っても林道内のポイントがグショグショでは意味無いのだが)
風も全然吹いているので不安は尽きないが兎に角突入してみる。


ポイントに到着してみるも、風の所為で気温は低く温度計は13℃ちょっと
順にヤナギをチェックしていくが何も付いてない・・・!!!


DSCF2426.JPG
ようやく付いているのを発見。
居たには居たが、これまで空振ってきた木で本来の数が登ってきていれば既に10~20頭は見えていなきゃダメなんだけど・・・

天候の所為もあるが、内心どこか「誰かに場所が見つかっちゃってるんじゃないか」と
嫌な想像も膨らむ。

DSCF2427.JPG
最初の1頭は40台後半の普通サイズ。

この後もチビリチビリと見つかってはいくんだけども、明らかに本調子じゃない。
と云うか気温も全然上がってないのに雨も降ってきた。

採った個体を見てみると、意外と新発生した個体が多い。
腮先も鋭く翅も汚れてない。

DSCF2430.JPG
結局、このポイントでは一応目に付いたヒメオオを網で掬ってきた結果9頭
これを見て既に心中では決めた。

条件良い時もう一回来よう!
次に来たときに今日採ったものと区別がつくようにマーキングをしてリリースし、ひとまずこのポイントから出ることに。

結局、ここに居る間気温が14℃をこえることはなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昼食→仮眠の後、エリア内の別ポイントへ移動。
さっきの状態が偶然だったのかどうかを確かめるために、エリア内で一番密度が高く一番楽して採れるポイントで様子を見ることにした。



やっぱりさっきと変わらない。
こっちでも付いてることは付いてるが、齧り痕が圧倒的に多い場所の割りに付いてる個体数は微々たるものでしかない。
数自体はさっきより多いので、今度は見えてる中でテキトーに選んで網を伸ばして少しだけ観察用に採っていく。
(数日後にまた来るのに、必死こいて今採る必要が無いからですな)

DSCF2432.JPG
細枝がのびる低いヤナギで4頭付いてる。

10頭弱テキトーに採って見たところだいぶ新発生個体が混ざってる。
最大は♂51mm♀39mm。とりあえず人に知られてる可能性は低いという事で安心した。


そして、この場所において一番驚いたのは
DSCF2433.JPG
昼過ぎとは言え気温が9℃しかなかったという事。
9℃と云う事を考えたらどんだけ強いんだよヒメオオ、と感動しきり。



時間も無くなってきたのでこの次がこの日最後の林道。

ここで採れた物が今日一番の収穫。



CA3I0936.JPG
天然産卵材

暴風によって道を塞いでいた倒木を退かそうと持ちあげたら思いの外軽く
「朽ちてね?」と思いながらも一旦スルーして、
林道奥までいって生息が確認できず引き返す際に試しに切ってみたら良質の腐朽材。
アリが一部分で営巣してるのが許せないのですが、チンすりゃ使えるべ(笑)
長さ60~70cmで3本分切り出しました。
これでエラフスホソアカとか飼えたら面白そうだな~(アリが先行してなけりゃ・・・)

もう1本違う倒木があったのですが、もう真っ暗な上に右膝がガタガタなので諦めて帰宅。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


と云うワケで天気に恵まれなかった事で非常に苦しい成果になり、
どうしてもこのまま終わりたくないと云う事で
思い切って休みを取って3日後の水曜日にもう一度だけ行ってみることを決めました。

続きを読む

1 / 19



ヒメオオ狩り、今回は・・・



CA3I0920.JPG

目的の林道入口まで7km以上手前の道路が現在工事で封鎖されているため、
工事が行われていないであろう日曜日を選んでやってきたのだが・・・

甘くなかった。日曜も工事やっていた。
ゲートは閉まっていて当たり前だが車では入れないので、徒歩で行こうと思ったが
誘導監視員に訊いてみても予想通り「関係者以外ダメ」との事。

採集が始まる前に終わるなんてみっともない事をしたくなかったので
林道入り口まで辿り着くためのもう一つの方法である
横の山を越えて林道入り口まで回り込む手段へ。
登山ルートが設けてあるのでやや険しいながら道なりに進めば封鎖の反対側まで出られる。



などと言っておきながら道を見失ってプチ遭難(笑)
急な傾斜の森の中を文字通り彷徨って、数十分後運よく登山道を見つけて復帰。




CA3I0921.JPG
山を抜ける途中、山頂付近でブナの成木の樹幹を登る♂を発見。(↑↑ヤラセ写真じゃないですよ)
喧嘩傷が痛々しい約43mm。完品かと思ったら下唇枝が片方無し・爪も欠損あり。
完全に棚から牡丹餅。



午前9時半に迂回を開始して、山を抜け終えたのは午後0時半
林道入り口に到達したのは午後1時
実に3時間の間を登山に費やしたことになる。






ここまで長かったけど、ここからが本当の採集じゃ!








片道2kmの林道、ヒメオオ皆無。

おまけに本降りの天気雨。これで一気にびしょ濡れに・・・


何もないまま夕方近くなり、工事関係者もいなくなったと云う事で
山を戻らず正直に道路から封鎖ゲートへ戻る。
車まで戻ってきたのは時刻にして午後5時

ヘロヘロになって、おまけに登山中に痛めた右ひざの状態が悪化、
時間帯も遅く別林道をルッキングするには暗すぎる・・・、と云う事で
最終的な結果としては、この日はあえなく轟沈。


総距離19km
1日で徒歩移動した距離では今シーズン最長だ(疲)
それだけの距離を歩いて運よく採れたこの1♂がマブしすぎる。

Hime Oh!! week

脇道逸れず一向にヒメオオ一本道の今日この頃。

シルバーウィークと云う事ですが、
日曜~水曜の4日間・・・「全日程をヒメオオに費やしてみる」と云う
各所から突っ込みを食らいそうな過ごし方だったのですが、
その内容をダイジェストで記録しておきます。







 20日(日) 秘蔵エリア
県内各地のラベルを広く集めるつもりで未見の市町村へ出向くことが多かったので、
安定して楽しめる(今思う時点では)秘蔵エリアは今シーズンになってようやく今日初めて見にきました。

秘蔵エリアはポイントが各所に在り、
そのどこも手付かず(今はどうだろ…)なのですが、まだ同エリア内で入っていないポイントをピックアップして入った1本目の林道で・・・

CA3I0889.JPG
いきなり正解!

林道の行き止まりで集中的にヤナギに付いていて、
ハクウンボクっぽい葉形の灌木にも付いていました。

CA3I0892kai.JPG
少々採りこぼしはありましたが、安定の2桁。
最大52mm、僅かな個体を残しリリース。

2本目の林道はすぐに行き止まり(崩落して沢に)
3本目は登山道に入ってみますが麓は植林・抜けると尾根筋で森林限界。
4本目以降も残念ながら空振り。

林道本数毎に分けると計7~8本突入した事になりますが、
どれもこれも道路地図内に林道名を書き加えただけの作業で終わりました。
午後5時ごろ探索終了。









 21日(月) 大鰐町
2日目のこの日は、昨日と違って新市町村ラベルの開拓作業。
大鰐は以前から採りたかった場所の一つではありましたが(どの市町村でも同じこと言ってないか?)、衛星画像で見ると難易度が高い場所であることが確認できます。
容赦ないスギの植林。
林道を通した後にはどこもしっかりスギを植えていて、一見広葉樹林帯かと思ってもスギが結構混ざっていたり、成長した所為で上から見たらちょっと広葉樹林に見えるスギ林も多いです。

まだ植林が始まってないような林道もあるのでそこに目星を付けて行ったら・・・
よく考えれば今日ってシルバーウィークだけど月曜日なんですもんね、
林道工事の業者が中に入ってて通れなかった(恥)
こうして1本目は探す間もなくUターン。

2本目はガレて崩落した林道を、車を停め徒歩で突き当たりまで進んだのですがダメ。
終点まで来たのにまだまだスギばかりでした。
ここで時刻も正午を過ぎ、想像以上に雰囲気が悪い大鰐の環境を前にして、
ボウズで終わるんじゃねぇかと焦りながら時間的に次が最後だろうと3本目の候補林道へ。

3本目は入ってしばらく行くと通行止め、徒歩で荒れた林道を登ります。
急勾配や沢と化した道にうんざりしながら進むのですが気配なし。
しかも長い!!!! 植林地帯から一向に出られず何度も「もう引き返そうか」と葛藤したのは言うまでもなく、途中から「今日はもう諦めよう」と「最後まで行ったら帰ればいい」と云う心境でほぼ無心状態であるいていましたね(苦笑)

歩き始めて4kmを過ぎた地点(事と次第では、長いとも短いとも言える距離ですね)
CA3I0897.JPG
山も見晴らしがよくなります。
写真奥の方の枯れ木アオモリトドマツ? コメツガ?)を見れば、大体どのような場所に来たか分かる人もいるのではないでしょうかね。


CA3I0898kai.JPG
引き返さなくてよかったと思えた、発見の瞬間
それまで皆無だったのにこのバッコヤナギ周囲数本に噛み痕があり、
♂と♀を1頭ずつ採集。噛み痕の数も多くはないのですがそれ以上に虫は少ない。
大腮摩耗で誰も採りに来てないであろうことがうかがえます。
その後も200m先で1♂を採集。
奥まで進んで廃道になっているのを確認後、引き返して最後に同じ木から1♂採りましたが、その直後に天候は急転。土砂降りになりズブズブに濡れてボロ雑巾と化して帰宅。
しかも下山後平地の路面を見ると乾いてる・・・
後で雨雲レーダーで確認すると、なんと自分の居た場所だけピンポイントで降っていました。
もしあの雨がヒメオオを見つける前に降っていたらと思うと・・・ゾッとします。


CA3I0902kai.JPG
ボロも混ざっていますが採れた個体♂3頭♀1頭は全て持ち帰り。
もうあんなところ行く気になれない・・・!!!









 22日(火) 奥津軽 方面
3日目のこの日は津軽半島方面へ。
本当はもっと別の地域に行きたかったのですが、昨日の大鰐で工事中の封鎖に出くわす可能性があることを再認識させられたので、平日に突入するのは遠慮することにしました。

『五所川原市 金木』↓↓
前日から決めていた林道に突入しましたが、残念ながら林道整備工事が行われていたのでおめおめ引き返してきました。

『中泊町 中里』↓↓
通過。

『五所川原市 市浦』↓↓
一番樹相の良さそうな林道に突入してみましたが、全くダメ。
車両通行可能道の終点に辿り着いた後、登山道だったのか分からない廃道に突入。
沢の中を登っていったものの、100m程度で自然回帰しているのか道が無くなり終了。

『中泊町 小泊』↓↓
樹相の良い林道に入ってみるも結局採れず。
途中睡魔に襲われ、明るい時間帯を逃したくはないのに・・・と思いつつ1時間ほど仮眠

『外ヶ浜町 三厩』↓↓
時刻も午後4時を過ぎ、
連日採集も3日目にして遂にボウズかとそろそろ腹を決めた時間帯。

良さげな環境に生えたヤナギの一帯で突然ヒメオオに遭遇!
1頭のみの♂がバッコヤナギの枝に齧りついているのを無事採集完了。
おびただしい齧り痕を確認し生息数は少なくない事を確認しましたが、
時間帯も遅いからか以降しばらく追加は無く、要らぬアカアシをスルーしてしばらく走ると
今度は道脇の退避空間を発見。

こういう安定した空間はいい事があるんだよな~と車を降りると

CA3I0908kai.JPG
そこはヒメオオの集中箇所!
ダケカンバに付く個体を複数採集、日が暮れかけて見えづらかった所為かいくつか落としてしまったのですが、ダケカンバで採れたのは自身初めてだったのでそれの方が新鮮で楽しかったですね。

CA3I0909kai.JPG
その後もちらほら噛み痕のみは見つかりましたが、
時間帯の都合で探索は困難になったので道を戻る事に。

不要な個体をリリースし、帰ろうと車を再発進させるとやけに車がゴリゴリ鳴る。
枝でも噛んだかと思って車を降りてみると、タイヤが1本潰れていました。
真っ暗な山奥の林道内でタイヤ交換し、夜9時近くなってなんとか帰宅。









 23日(水) 青森市 ⇒ 南津軽 某所
この日は、Re:myon氏F氏、そしてNo.2の4人での合同採集。
前半がマダラヤンマ採集後半はヒメオオクワガタ採集と云うスケジュール。

トンボ採りの経験値の差か、自分とNo.2はコツを掴むまでに四苦八苦。
CA3I0911.JPG
右がマダラヤンマ、左はオオルリボシヤンマ
自分達の住んでいる青森市内なのにこんなトンボは初めて見ました。
資料としてはいくつか文献を持っていたんですが、実際採るとスポーティーで楽しいですな。
そういえば、去年市内の平地で見たハグロトンボはやっぱりレアなものなんでしょうか?

そして昼前に前半採集を終了し移動。
先日F氏が開拓してその日で20頭以上を採集したと云う新ポイントを案内していただける事に。
自分が最初の木を発見後、一番最初にNo.2が50mmの♂を1頭採るも以降は振るわず。
4人体制をフルに活かして確実に回収していくもののアカアシばかり。

CA3I0913.JPG
倒れたブナの為に一旦車を降り、徒歩で林道終点まで辿り着きます。

CA3I0914.JPG

2頭目♂→自分
3頭目♂→No.2
4頭目♂→Re:myon氏
5頭目♀→F氏
CA3I0915.JPG
4人で来たぶん物足りなさは感じるけど、なんとか採れたね・・・と云った感じで道を戻ります。

戻り道にもう一度車で林道際を確認しながら、帰宅時間も考慮してみんな帰宅モードになりつつあったのですが

あ゛! ! !  と、自分が齧り痕を本体だと勘違いして
皆を車から降ろしてしまったところから本当の戦いが始まりました(笑)

「え・・・? あ、・・・違った(汗)」と云う感じで終了するかと思いきや、
「いや、いますよ!!!!」と別のところに本当に付いていたのを自分以外の皆が気付きます。

ここから、車に載って流していくのはマズイ(見過ごしてしまう)と云う事を認識し、行きで車に載ったまま流してしまったブナ倒木手前の区間を今度は徒歩で捜索。
さっきまでの疎らな個体数は何だったのかと思うくらい(多分4人全員思った)、次から次へとヒメオオが採れる採れる。
ボロい個体や中途半端なサイズの個体も多いので採ってはリリースする事もありますが、50mmUPの大型個体も採れてきました。

CA3I0917.JPG
一般的に書籍で紹介されるヒメオオ採集の時間帯は午前中もしくは昼間と云うニュアンスでの記述が多いですが、こんな時間帯まで採集できるとは・・・面白いったらないですね(笑)

CA3I0918kai.JPG
Re:myon氏がこの日最大の52mmを記録。

充分な収穫を得て、Re:myon&F両氏と別れの挨拶を交わし
助手席の手を借りて無事帰宅しました。




悪質な路面状況の林道を長距離走るために、フロントガラスに張り付くように連日運転していた所為で肩が凝りました。

次の日曜もヒメオオが待ってる。
auction_bnr_4.png